個人撮影モノの魅力

smartphone apps

AVメーカーは1980年代の終わりから今に至るまで、さまざまな技術を駆使して卑猥で愛に満ちたエロ動画の数々を生み出してきた。そこには蓄積されてきたテクニックがあり、メーカーごとのカラーがある。完璧に作り込まれた夢の動画を、彼らは提供してくれる。
しかし一方、1980年代からこっちの時代はそもそも「撮影」ということに関して飛躍的に技術が進歩し、我々パンピーもカメラを安価に手に入れ、自分で個人的な映像作品をつくることができるようになった。「作品」とわざわざ言うほどのものではないにしても、たとえば結婚式の余興のために新郎新婦の友達が総出演する動画をつくったり、ホームビデオを撮ったり……そして個人撮影のエロ動画を撮ったりすることもできるようになった。
ネット上のエロ動画サイトの中には、そんな「個人撮影モノ」の作品を投稿できるところもある。

プロが作ったAVの動画に比べれば、やはり素人なので絶対的なクオリティは落ちる。しかしだからといってプロによる作品よりも人気が低いということはない。
むしろ100%のドキュメンタリーである無修正の個人撮影モノのほうが、AVメーカー製のエロ動画よりも好きだという人さえいる。カメラがブレていたり、生活感まるだしの部屋が舞台だったり、あられもなく無修正ですべてをさらけ出しているそのような動画に、多くの人が魅力を感じているのだ。
もちろん無修正であることは大きな魅力のひとつだが、それは単に映像に修正が入っていないということだけにとどまらない。そこには「演技」がない。
100%プライベートの油断しきった、肉の欲望を満たそうとする男女のセキララな姿がある。女優や男優の「お仕事」ではない、AVというツクリモノを作っているのではない。独特の迫力と臨場感を、無修正の個人撮影モノは持っているのである。